おかげさまで11月27日でかんだ和彩は8周年を迎えました。
かと言って何もありません。
今日も変わらず通常かんだ和彩です。
友達の和菓子屋が周年記念でいろいろ企画しているのを見ると、うちも何かやりたい!と思うんですけど、作り手1人で無理して体壊したら何してるこっちゃわからないので今年は見送ります。
どこかでみなさんに感謝をお伝えするようなイベントが出来るよう考えてみます。
開店の頃と変わらぬ部分、変わってきた部分、混ざり合って9年目のかんだ和彩です。
今のかんだ和彩をおもしろがってもらいたいと思っています。
9年目もよろしくお願いいたします。
明日の元気のために。
少しだけ自分に甘い時間を。
和菓子処かんだ和彩 店主 神田武治
月: 2023年11月
『熊谷小麦のどら焼き・紅茶とりんご』
シャキシャキ感の残るりんご餡に、ダージリンの紅茶餡を合わせました。
パンプキン塩バターと切り替えです。
少しだけ自分に甘い時間を
日本人て素晴らしいよねって話
日本人て素敵だよねってお話。
(考え方は人それぞれなんですけど)和菓子のデザインは削ぎ落としです。削ぎ落とされた抽象的な表現ていうのが、とても和菓子らしい。そんな考え方です。
特に京都の和菓子はそう。
全てのお菓子にこの考え方が合うとも思っていませんが、僕はこの考え方が好きです。
短歌や俳句なんかそうですけど、日本人はそこに綴られた言葉とともに、削ぎ落とされた行間を読み、想像し、感動する。
説明の足りないような余白があるからこそ、人は自分の想像力を持って補完して、各々の景色が出来上がる。
抽象的な表現だからこそ思い描くことのできる広い景色が和菓子にはあるのだと思います。
日本人が得意としている部分、“日本の文化”と言われる部分て、そういうとこなんじゃないかなって。
少しだけ自分に甘い時間を
11月 『深山の滝』
『深山の滝(みやまのたき)』
上用饅頭製 小豆皮むきこしあん仕立て
水墨画のイメージで。
山奥を流れる滝と紅葉の景色です。
少しだけ自分に甘い時間を
11月 『銀杏並木』
『銀杏並木(いちょうなみき)』
薯蕷きんとん製 小豆粒あん仕立て
秋の街の景色に溶け込むイチョウの木を表現しました。
少しだけ自分に甘い時間を
『竜田姫(たつたひめ)』
ういろう製 白あん(赤、黄、緑)仕立て
山の色が紅く染まってゆくのは、竜田姫という秋の女神が染めているからだと言われています。いました…かな😊
そんな秋の女神をイメージして作りました。
少しだけ自分に甘い時間を